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うーの日記 その2

食養生活。

食養スタッフの私の仕事は食べること。食べることが「お仕事」です。



でもただ食べていればいいってわけじゃあないんです。


「一口200回噛む。」

へぇ~!!
ならたくさん詰め込めばいいぢゃんって思ったら大間違い!
一口の大きさは親指大くらい。
ちゃんと決まってる…

その量をひたすらかむ。

だから一回の食事が二時間くらいかかる。
やってみたら分かるけど200回ってまあ大変。口の中は噛むし、舌は噛むし、噛んだところは口内炎になるし。顎が痛すぎて口が開かなくて箸で食べ物を詰め込むようにして食べたり。トウモロコシで激痛が走って半泣きしたり。一時間でやっとおむすび一つ食べ終わる時もあった。
食事時間が長いのも最初は本当につらかった。いろんな事を考える時間があるというのは辛い。マイナスなことを考え出したらきりがなくて、食べながら泣いていたこともあった。その時の私には「自分と向き合う時間」は真っ暗な時間で怖かった。


あと、水分も極力取らない。これには驚いた。だって健康にいいと思って1日2リットル位のんでたから…今までしてきたことって…お味噌汁と食べ物にも水分が含まれているから大丈夫なのだと。ほほうー。

頭で理解しても実行するのは難しい。
早く食べたいし、もちろん喉も乾く。
だけどやるしかない。

そう思ってひたすら噛んでる毎日でした。




9月7日 今日からきちんと一口200回。やっぱり大変。よだれというか唾液と混ざって気持ちが悪い。途中で食べ物なくなっちゃうし。パサパサになるし。唾液を飲み込まないで噛むらしい。で、最後に飲むと。そうすると口の中でライスドリームの出来上がり!確かに…
お昼は1時間45分。長い。
「ありがとうございます」を20回いえば200回だよ~とみほさん。
ありがとうございます×20回、文句言わずにやれ!

9月9日 顎痛し。今日も朝から200回。食べることが本当に嫌になる。こんなこと初めて。
玄米が一番美味しい。200回噛んで気がついたこと。噛んでも噛んでも
味がある。甘いー。すごい。おかずいらない。他のものいらないー食べたくない

9月10日 体がだるい。軽い?重い?分からない。眠い。寝たい。今日もお昼を食べながら寝てしまった。驚いた。のど乾いたな~。顎痛い!激痛が走った。顔四角くなるかも…
お腹が二時間程痛かった。

9月12日 体が本当にだるい。重い。のど乾いた。温泉に行った。お水がぶ飲みしたい…だめだなー果物食べたい。甘い物食べたい。朝起きるとよだれがすごい。
おしっこあんまり出ないけど大丈夫なのかな。うんちもでないし。

9月15日 全身筋肉痛。なんでおしっこ出ないかな。あー水分とってないからか…そりゃそうだ。のど乾く。口内炎4つ。
だるいというかめまいがする。
もう寝よ。


毎日毎日200回。
朝ご飯は大体一時間。昼夜ご飯は二時間。考えてみると1日五時間…食べ終わったと思うと次のご飯で一日中食べてるかんじでした。寝てるか食べてるか、一見セレブみたいだけど口の中は口内炎だらけ、顎は筋肉痛、喉はからからで慣れるまでの1ヶ月はしんどかった。
驚いたことは、過食衝動があまり起きなかったこと。
日記を読み返しても分かるけど過食嘔吐についてはほとんど書いていない。
それが、玄米菜食のお陰なのか、環境が変わったからなのか、一日中食べている感じがしているからなのかは分からなかったけど、私にとって「抑えられるくらいの衝動」であることはすごいこと。


辛いなーって時は、

“過食嘔吐したときの、あの苦しみに比べたら顎が痛いとか喉が乾くことなんてなんともないでしょっ余裕でしょー”

って自分に言うと自然と頑張れた。
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うーの日記 その1

去年の夏。

里の農園の助っ人(ボランティアスタッフ)としてきっちんgenにやってきた通称「うー」。

「うー」は現在28歳 女性。

その、「うー」の今までを、聞けば聞くほど、並な人生ではなかったように思う。

その「うー」が、色々を乗り越えて、今、『本来の自分』を取り戻そうとしている。



現代社会の中で、「うー」と同じような悩みを持つ人は、数えきれないほどいるはず。

「うー」自身ががんばる事で、それがそのまま沢山の人たちの一助になるかもしれない。

そんな思いから「うー」の日記をここに書くことになった。

世の中はバランス。

大自然も、人の心も、身体も、バランス。

善い事も、悪い事も、いつも表と裏で、右と左で存在しバランスをとっている。

その時々で、どちらのアイテムを使うかは自分の意志一つ。

それ以外...ない。




★「うー」の日記 其ノ一


摂食障害。





それが私の病名。
正しくは摂食障害の中の過食嘔吐。



字の通り過食して吐く。ただそれだけ…
うん、本当にそれだけなんだ。


じゃあ食べなければいいじゃん、とか吐かなければいいじゃんとか思うと思う。し、実際私もそう思ってた。


自分が弱いだけ。意志がないだけ。

食べたいだけ食べて太りたくないから吐く。
そんなのただのストレス発散でしょ。


自分が過食嘔吐になる前から摂食障害のことは知っていた。
けどあまり大した病気だとは思ってなかった。芸能人とかが太りたくないから食べない
とか食べても吐くっていう単なる最低の行為。



ずるくて卑怯。


って。だから自分がなった時も病気だとは全く思わなかったし、本当にすぐ治ると思ってた。ううん、違う。初めはそれこそストレス発散だったからきっと止めれた。それを調子に乗って何度も何度も続けてしまったから。

気がついたら




普通に生活、できなくなってた…



食事が、食べ物が怖い。ご飯をまともに食べられない。外に出られない。

1日食べ物が頭から離れられなくて食べては吐いて食べては吐いての繰り返し。脳みそが食べ物に支配される。それ以外のことはかんがえられない。何も出来ない。


今まで当たり前のように出来てたことが全く出来なくて、でもそれを認めたくなかった。他の人が簡単に出来ること。例えば、電車に乗って会社に行く。友達と待ち合わせしてご飯を食べる。買い物に出掛ける。そんなことも出来ない自分が情けなくて、毎日毎日自分を責めて、そんな自分を隠すためにへらへら笑ってた。



一人になると過食嘔吐。
酷いときは1日3回。1日が過食嘔吐で終わる。

会社帰りにコンビニを何軒も巡って5時間以上家に帰れない日々…




とにかく異常だった…



治したいと思って摂食障害について調べていろんな方法を試してもうまくいかない… 
一時的に良くなったとしても再発したら最後、前より酷くなって自分に戻ってくる。



“摂食障害は心の病です。完治には時間がかかります。”


どの本を読んでもそう書いてあった。ネットで摂食障害で苦しんでいる人のブログを読みあさっても短くても5年、中には20年以上とか…

治らないってことか。
ならもう死にたいや。
まともに生活出来なくて人に迷惑ばかり、心配ばかりかけて生きてる位なら死にたい。

生きていたくない。


でも自殺する勇気も根性もなくて過食嘔吐の毎日をただひたすら過ごすだけ。薬の量も増えて体にいろんな症状が出始めても止めれない。私の体は一生懸命あたしに


「辛いよー止めてよー」



って言ったのにね。あたしが病気と戦うことを放棄しても一生懸命戦ってくれてたのにね。。そんなこと、その時のあたしは気付きもしないでただただ自分の体をいじめてた。


そんな生活が二年程続いた。

もう家族にも隠しきれなくなって会社も辞めた。




そして2011年8月22日、genにきた。

1ヶ月間のボランティアスタッフとして。

私がgenに来たのは本当に偶然。何かつてがあった訳でも長野が大好きだった訳でも過食嘔吐を治すためでもなんでもなくて、とりあえず畑がしたい。自然がたくさんあるところで生活してみたい。と思ったから。摂食障害になる前からマクロビオティックには興味があって玄米を食べていたこともあり、出来れば賄いは玄米菜食の食事がいいと思った私が検索したキーワードは、



「玄米 住み込み」


だった。はず……………


よく覚えてないけれど始めからgenに決めていたとかここじゃなきゃだめなんだ!とかでは決してない。沖縄とか四国の住み込みスタッフの募集にも問い合わせた。募集がいっぱいだったり期間が合わなかったりで最終的に受け入れてくれたgenに決定。


本当にその時はどこでも良かったんだと思う。ただ逃げ出したかっただけ。環境を変えたかっただけ。何も考えたくなかっただけ。いろんなことが面倒になってちょっとふらっとどこかに行きたくなっただけだった。
それなのに、長くはいるつもりはなくてまた不平不満ばかりの世界、でも家族がいて彼氏がいて友達がいる慣れ親しんだ住み慣れた快適空間に帰るつもりだった。矛盾ばっかり。結局は甘い考えしかなかった。治したいというのは口ばかりで、治らない、いや、治せないと思ってた。だから病気のことは言わなかった。




私は今もgenにいる。



病気を治すために戦っている。
前と違うこと。


それは治ると信じてること。



「人は食べたものからつくられる」



genでの生活はそのことを私に確信させてくれた。
自分で作った病気なんだから治せる。し、自分しか治せない。一番大事なのは本気で治したいという気持ち。その気持ちを持った上でのきちんとした食事。


大丈夫。必ず治る。


2011年9月、私はボランティアスタッフではなく、「食養スタッフ」としてgenでの生活を始めた。
プロフィール

玄ノ里

Author:玄ノ里
『玄ノ里』
・マクロビオティックの宿
・マクロビオティック体験宿泊
・マクロビオティック料理教室
・田舎暮らし体験宿泊

http://www.gennosato.com

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